携帯3社、多品種で契約増狙う
春商戦向け新製品発表
2006年01月20日07時41分
au(KDDI)の新商品発表会では、女優の仲間由紀恵さんが新しい携帯電話をPRした=東京都内で
携帯電話3社が、春の入学・入社シーズンに売り出す製品が出そろった。デザインを重視したものや子ども向けなど、幅広い品ぞろえが特徴だ。各社は1月下旬から3月にかけて順次発売する。今秋の番号持ち運び制導入を前に、料金施策を含めた各社の顧客獲得競争は今以上に激しくなりそうだ。
「細分化したニーズに対応することで番号持ち運び制に立ち向かう」。19日、東京都内で開かれたau(KDDI)の新商品発表会で、小野寺正社長はこう述べた。
auは同日、第3世代携帯電話の「WIN」7機種を発表。春商戦には、子ども向けの「ジュニアケータイ」など3機種を加えた10機種を出す予定で、昨年の6機種より大幅に増やした。
新機種は音楽機能を拡充。携帯とパソコンをつなぎ、携帯でダウンロードした曲をパソコンに保存できるソフトを開発した。4月には独自の音楽配信サービスを始める。4分ほどの音楽なら約2千曲保存できる4ギガバイトのハードディスクを搭載したW41T(東芝製)も発表した。
NTTドコモは、「FOMA」の「702i」シリーズ5機種を発表。「70」シリーズは昨年より1機種増やした。重さ89グラムとFOMAでは最小のSH702iD(シャープ製)など、デザインにこだわった。このほかキッズケータイやテレビの地上デジタル放送対応端末などもそろえる。
ボーダフォンは、折り畳み時の薄さが特徴の「804SS」(サムスン電子製)など4機種を発表。「多様なニーズに最低限応えられる品種」といい、3社の中で唯一導入している通話定額制を売り物に契約増をめざす。
11月までに番号を変えずに携帯電話会社を変えられる制度が導入されるため、各社は独自のサービスで顧客引き留めを狙う。ドコモは電子マネーなど生活に役立つ機能を充実。auは音楽やゲームなどの娯楽を重視。ボーダフォンはメールなどの機能強化を図るなど、特色づくりに懸命だ。
「ユーザーが求める携帯が他社にしかない、というのでは勝負にならない」(KDDI)との声もあり、各社とも製品数も増えそうだ。
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